スタッフ紹介

 スタッフ紹介
 院長紹介
氏名 小野 修司 星座 しし座
資格 鍼灸師 出身地 香川県
職歴 9年 趣味 音楽、食べ歩き
血液型 A型 好きなもの 自然
小野 修司(おの しゅうじ)
1982年8月14日生まれ
香川県の田舎の方出身。
山本町立神田幼稚園、山本町立神田小学校、香川県三豊郡山本町・観音寺市学校組合立三豊中学校、香川県立観音寺第一高等学校、鈴鹿医療科学大学、福岡大学大学院卒。幼少の頃から大自然に囲まれて暮らし、山で遊べる一通りの遊びはやりつくしました。小学校から帰ると1歳下の親友と家の前をかけっこしたり、裏山全体を使ったかくれんぼをしたり、秘密基地を作ったり、今では考えられないぐらい身体を動かして毎日過ごしていました。鍼灸との出会いは中学校時代、膝の怪我で初めて針治療というものを経験します。今なら理解できるのですが、当時は何をされているのかすらさっぱりわからず、くすぐったがりなので先生にご迷惑をおかけしたことを覚えています。大学受験失敗などもあり、少し回り道をしてまさかの鍼灸の道へ。大学時代も、鍼灸を学びながらもその効果には懐疑的で、卒業したらどうやって暮らしていくか考えるのに必死でした。人生の転機は大学4年の頃の最後の病院実習でした。大学では、学問としての鍼灸や国家試験対策は学べますが人を治すための技術の習得は、自分で勉強会を探して参加しなければ困難です。そのため、鍼で人の役に立つということがどういうものなのか、鍼の効果を出していくというものがどういうものなのかわからないまま、病院実習を迎えることになりました。病院実習では、ある企業の健康管理センターに行くことができました。その時は、『企業の健康管理センターに入ることができたら、まぁ将来は安泰だろう。』その程度の気持ちで病院実習に参加しました。(今となってはそこの先生は恩師の一人で、大変失礼な話ですが・・・)そこで行われていた鍼灸治療は、僕がこれまでに見てきた鍼灸治療とは全然違って見えました。当時、やっぱり何をしているかわからなかったのですが、目の前で患者さんが笑顔になっていきます。痛みで腕が上がらなかった患者さんの腕が上がるようになるし、腰痛、ぎっくり腰で立てなかった患者さんが歩いて帰れるようになります。しかも、それはそれまで勉強してきた鍼ではなく、シールタイプの(エレ○バンのような)鍼で、誰でもできそうな鍼だったのです。その先生の技術で衝撃を受けた僕は大学に帰るとすぐ、それまではあまり行くことがなかった教授室へ向かい、その実習で出会った先生のルーツを調べつくしました。そして、その3日後、福岡にいました。

福岡に来た目的は、一番の恩師である福岡大学の向野先生に会うためです。向野先生は医師でありながら鍼灸を極めている先生で、鍼の業界ではゴッドハンドと言われていました。それすら知らなかった僕ですが、向野先生にお会いし、外来を見学させていただき、弟子入りをその場で直訴し、翌年から福岡大学の大学院で学ぶ機会を得ることができました。

鍼灸師にとって、修行場所を選ぶのは何より重要です。あまり知られていませんが、ひとくくりに鍼灸といっても先生によって方法は全く違います。流派が星の数ほど存在し、問診の手順から診察、診断の方法、使用する鍼の種類まで全てが流派によって異なります。何もできない学生あがりの鍼灸師にとって、流派の選択を間違うと技術の習得が遅れたり効果を出せないままになってしまい、口をうまくしていくしか生きる道はありません。

学生時代には全くそのようなことを勉強しなかった僕にとって、福岡に来れたということは奇跡としか言いようがない幸運でした。

大学院時代には、福岡大学のスポーツ科学部でトレーニングをするトップアスリートのコンディショニングに関わらせていただいたり、福岡大学病院でとんでもない難病の人と関わらせていただいたり貴重な時間を過ごすことができました。臨床研究も行い、自分の技術の価値を評価したり、西洋医学の良いところを取り入れて新しい技術を生み出すような研究にも関わり、自然と技術を更新していくノウハウを学びました。

一方で、鍼灸に対しては『自分が納得できるだけの効果を出せるようになるまでは自分で仕事としてやらない』と決めていました。(そのため、大学院時代のアルバイトは居酒屋さんなどが中心でした。)

鍼灸を仕事として行えると確信したのは師匠に、『小野くんは、ある疾患についてはもう僕よりうまく治療できる。』と言っていただき、コンディショニングについていた学生が、入学時に持病として持っていた腰痛を克服し、僕の鍼を受けて臨んだ試合では自己ベストを更新し続けてくれた時でしょうか。その後も大学病院や腎臓内科、整形外科、皮膚科、脳神経外科などをまわり技術には一層磨きをかけることができました。

技術の分野では、福岡大学病院で学んだことが大きかったですが、精神の部分では、好きだった音楽に成長を助けられました。

好きなミュージシャンの歌に、『一人の歌』という歌があります。その一節に

あなたがどんなに苦しくても、僕にそれは伝わらない。あなたの視界が歪んでもそれはあなたの世界だもの

という歌詞が出てきます。これを聴いた時に、僕はハッとさせられました。患者さんが傷つくのは『痛みを訴えてもわかってもらえない時』です。痛みで人生最大のピンチを迎えている時に、『検査に出てこないから、その痛みは気のせいです。』と言われたら、だぶん、僕はもう二度とその病院には行きません。

検査で出てこなくても、患者さんが痛みや悩みを感じている限り、その人はその痛みや悩みと向き合い続けなければなりません。そして、その痛みは感じることが他人にはできないのです。
それなのに、『気のせい』と言われたら・・・

そんな当たり前のことに気づいた時、僕は仕事に対する考え方、景色が全く変わったのを覚えています。

僕は中学の頃の経験から、恐らく、世界で一番、『鍼にしかできないこと』に懐疑的な鍼灸師です。鍼で出る効果にはちゃんと理由がありますし、それは鍼ではなくても僕には効果が出せます。医学がもっと進歩し、鍼の研究が進めば進むほど、その範囲は増えていくと確信しています。
ですので、『誰にでもできることを誰にもできない精度で』やることに必死です。

おかげさまで患者さんには、『先生に会えて良かった。』とか、『もっと早く先生に会いたかった。』と言っていただけるようになりましたし、講演や講習会でもお話をさせていただけるようになりました。ある分野の技術においては他のどの鍼灸師も僕と同じことができる人はいません。

しかし、やっぱり勉強を止めることはできないのでしょう。どこに行っても治らない患者さんがいる限り、きっと僕は満足できず技術を伸ばします。

願わくば、患者さんが最後に通う医療機関が鍼灸院おるきであることを願って、今日も診療を続けていこうと思います。

院長経歴

鈴鹿医療科学大学 鍼灸学部鍼灸学科 卒業


鍼灸学 学士取得


福岡大学 研究生


福岡大学大学院 スポーツ健康科学研究科 博士課程前期 修了


スポーツ健康科学修士 取得


福岡大学大学院 スポーツ健康科学研究科 博士課程後期 修了


M-Test上級取得


M-Testインストラクター取得


JCCAコアコンディショニング協会ストレッチポールベーシックインストラクター取得


ケア・ワークモデル研究会 事務局入局、学術総会担当


ケア・ワークモデル研究会 会員


東洋医学会 会員


日本臨床スポーツ医学会 会員


透析患者のための相補代替医療研究会 会員

院長業績

日本臨床スポーツ医学会誌

『我が国における腰痛発生率に関する文献的考察 システマティックレビューによる検討』

『M−Testを用いた円皮鍼治療が筋出力および反応時間に及ぼす影響』


日本東洋医学会

『動きと経絡を応用した診断治療法(M-Test)の透析患者の症状に対する有用性』


Evidence-Based Complementary and Alternative Medicine (海外誌)

Efficacy and Cost Effectiveness of the Acupuncture Treatment Using a New Skin Stimulus Tool Called  M-Test Which Is a Measure Based on Symptoms Accompanied with Body Movements: A Pragmatic RCT Targeting Hemodialysis Patients』

発表・講演など

第3回ケア・ワークモデル研究会学術総会


維持透析患者のための相補・代替医療研究会全国大会


第9回維持透析患者のための相補・代替医療研究会九州支部研究会


第5回ケア・ワークモデル研究会学術総会


第10回維持透析患者のための相補・代替医療研究会九州支部研究会


第6回ケア・ワークモデル研究会学術総会


第46回福岡大学東洋医研究会


第64回日本東洋医学会学術総会


第7回ケア・ワークモデル研究会学術総会など

インタビュー

小野先生が鍼の道に進もうと思ったきっかけは?
ぶっちゃけると滑り止めです(笑)薬学部を受けたのですが、ダメでした(笑)
真剣に志したのは、上にも書きましたが大学院に来てからです。
鍼灸治療を行う際に意識されていることは何ですか?
意識していることは患者さんの自立した健康です。やっぱり、誰でも治療院や病院に通い続けるのは嫌です。だから、患者さんにもどこが原因で身体が不調になったのか、どこを治せば自分で身体をコントロールできるようになるかを伝えるようにしています。
鍼灸治療には痛い、怖い、よく分からないなどの印象があるのですが、実際にはどのようなものですか?
当院では、鍼は刺さらないものを用意しています。治療のほとんどはこれで行います。僕自身、長い鍼や太い鍼を刺されるのは嫌なので、自分が嫌なことを人にはできないですよね?(笑)
よくわからないに関しては、僕も自分の方法以外はよくわかりません。効けばそれが一番じゃないですかね?
刺さなくても効果があるものなのですか?
効果がなければきっと廃業しています(笑)。
冗談は置いておいて、当院の刺さない鍼はちゃんとした研究機関で鎮痛効果が確認されたものを使用しています。メイドインジャパンの真似できない技術として海外にも輸出が始まっているようですよ。M-Testと組み合わせることでさらに効果を上げています。
鍼灸治療以外に運動を推奨しているようですが、それはなぜ?
健康の秘訣は『1に運動、2に栄養、しっかり禁煙、最後に薬』と厚生労働省も推奨していますし、運動療法の効果は世界的に研究が進んでいる最も優れた予防医学です。薬ではできない健康の底上げをすることができますので、その人に合った運動は大切です。
とは言っても、痛みがある人はそもそも運動ができないので、まずは鍼で痛みを取って運動をできるようにしています。
外から見ると全然治療院に見えないのですが(笑)?
僕自身が嫌なんですよ(笑)。病院って行ったら気が滅入るじゃないですか?元気になるところなのに、来るだけで気が滅入ったら意味がないです。なので、待合室もわざわざカフェの営業許可を取って落ち着ける空間づくりを心がけています。
患者さんはどういう人が多いのですか?
うちの患者さんは主に身体の痛みでお悩みの方が多いです。男女比だと女性が7割ぐらいですかね?身体の痛みなのでお年寄りが多いと思われがちですが、患者さんは中学生から90代の方まで、幅広い年齢層の方に来ていただいています。
先生は男性なので、女性患者さんにとっては抵抗はないのですか?
他院はわかりませんが、当院では服を脱ぐ必要はありません。少し捲り上げる程度でも十分治療ができますので、極力素肌の露出をしなくても良いように心がけています。
先生の得意な疾患は何ですか?
一番得意なのは身体の痛みですね。特に腰痛は、大学院時代の研究テーマでもあるので根本を理解しているつもりです。慣れた患者さんだと、電話で色々指示するだけでも改善できることもありますよ。他には、膝の痛みや五十肩などの身体の痛み、頭痛やめまいなどの脳神経外科に通うような症状、スポーツ医学を勉強したのでスポーツ選手のサポートやダイエットも効率よく行うことができます。
痛みに関しては、福岡大学病院時代に鍛えられましたね。僕が諦めたら、患者さんは他に行くところがなかったので。
効かなければ返金するという制度はユニークな取り組みですが、すごい自信ですね?
自信がなければ患者さんにお金をいただく権利はないと思っていますので。でも、すべての悩みに対して鍼が一番効くとも思っていません。患者さん自身で一番良い治療を選択できる手助けになればそれで良いと思っています。何より、効かなかった!っていう治療に対してお金を払うの嫌じゃないですか(笑)?
最後に、患者さんに向けてメッセージをお願いします。
僕に患者さんの痛みはわかりませんが、どれだけ辛い思いをしているかは理解しているつもりです。どこに行っても『気のせい。』『年のせい。』『心の病だから。』『他にも辛い人はいっぱいいるからその程度なら我慢しなさい。』。まるで患者さんが悪いように扱われます。
でも、痛いものは痛いんです。辛いものは辛いんです。治療する側がちょっと目線を変えるだけで、びっくりするぐらい症状が変わります。その変化を実感して欲しくて、僕はいます。
鍼灸院と聞くとなんだか恐くて不安になりますが、頑張ってあと1歩を踏み出してください。僕はそんな患者さんと、人間同士の付き合いを通して共に歩んでいきたいと思っています。