痛くて眠れない五十肩。動かすべき?動かさず安静にすべき?

こんにちは!福岡市西区今宿の鍼灸院おるき、院長の小野です。

今日は五十肩の患者様にたくさん来ていただいたので五十肩についてです。

五十肩になったことがある人はわかると思うのですが、『五十肩は動かした方が良い!』と言われたことと『五十肩は動かさず安静にした方が良い!』と言われたことがあると思います。

今日、来られた患者様も整形外科で『あ〜。五十肩だね。』と言われリハビリを開始。最初は動いていた肩がリハビリを繰り返すにつれ痛みがひどく、だんだん動かなくなっていったそうです。

その旨を病院に伝えると『まぁ、五十肩だからね!時間が経てば自然と良くなるよ!』と言われ、『え?じゃ、リハビリしても意味ないのでは?』と思ったそうです。

一応、セカンドオピニオンをしてみようと他の病院に行くと『五十肩でそんなに動かしたらダメだよ!安静にしておかないと!』と怒られ、もう何が正しいのかよくわからなくなったそうです。

他の患者様も鍼灸院に行っていたそうですが、『五十肩は1年や2年、病院に通い続けるのが普通で、鍼灸で調整をするとその期間がちょっとは短くなりますよ!』

と言われ、通っていたら痛みがひどくなってきて当院に来られました。

さて、五十肩ってそんなに時間がかかって、痛みも取れないものなのでしょうか?

夜、痛みで眠れないのが1年も2年も続くのって嫌じゃありませんか?

五十肩は正式には、『肩関節周囲炎』という病気です。

その名の通り、肩関節の周囲に炎症がある状態です。

炎症があるので当然痛みがあります。

当然、治療家はみんな炎症を取り除かないと痛みが取れないと考え、いろいろな治療をしていきますが、この時に患者様は『動かしなさい!』とか、『動かさないように!』とか言われてしまい、ワケがわからなくなるのです。

では、どっちが正解なのでしょう?

経験則になりますが、どちらも不正解です。だから、長くかかります。『1年や2年治療を続ければ良くなるよ!』としか言えなくなります。

1年や2年て・・・治療が効いたんじゃなく、自然治癒でしょう!?どう考えても!!!

体内に炎症があると、発痛物質が分泌されるので痛みが出ます。逆に、痛みが続いている間は炎症があります。

体内に炎症が起きている時、組織は癒着しやすい状態になり、関節周囲で癒着が起きると拘縮が起き、凍結肩と呼ばれる状態になります。

五十肩が進行しその状態になると、痛みはなくなりますが肩が上がらない状態になってしまいます。

こうなると、痛みを伴うストレッチを繰り返すか手術で癒着を引き剥がすしかありませんので、患者様の負担は大きくなります。

では、動かすのが良いでしょうか?

痛みがある状態=筋肉に負担がかかっている状態です。しかも、肩関節は人体の中では一番可動域が大きい関節=一番不安定で弱い関節です。

そこを支えている筋肉がボロボロなのに無理に引き延ばしていると筋肉の断裂が起きます。

痛みが取れても、肩をあげる筋肉が切れているためあげることができません。

では、どうしていけば良いのかですが、『治療で一刻も早く痛みを取って、痛みのない状態でしっかり動かす』ことが大切です。

関西にある、五十肩専門で治療されている先生は数回から長くても十数回の治療で五十肩を元の状態に戻すことができます。

当院でも、治療を重ね、患者様の反応や肩周囲の解剖学、関節の連動性を考察してどのような状態の肩にはどのような治療が必要かを観察してきました。

当院は五十肩の専門というワケではありませんが、ちゃんと勉強した結果、少なくとも1年もかかるとは到底思えません。

夜間痛でお悩みの患者様、治療の際に寝る時の姿勢は聞かれましたか?
眠る時には筋肉の力が抜け、リラックス状態になります。

この時、疲労や何かのトラブルで伸びにくくなった筋肉があると変な力が関節近くにかかったり筋肉そのものが無理にひきのばされることで痛みが出ます。

胸のあたりは治療されましたか?肘から先、肩甲骨の間は治療を受けましたか?

受けていない場合、『肩に炎症が起きているから肩が悪い』という安直な発想のもと、深くあなたの肩を考察されず治療されているということかもしれません。

さて、今日来院された五十肩の患者様、今夜と次回お会いする時が楽しみです。

 

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