M-Testと腰痛

こんにちは!

福岡市西区今宿の鍼灸院おるき、院長の小野です。

今日はM-Testのインストラクターらしく、M-Testが腰痛をどのように解釈しどのように治療していくのかについて解説いたします。

M-Testは全身を動かして筋肉(経絡)に負荷をかけていき、動作をした際に出てきた症状に対して対応しようという方法です。

じっとしていても痛いとか、痛みが出る場所が気になるとか、そういうのは最初は考えません。

じっとしていても痛い人も、身体を動かすともっと痛くなる動き(痛みが増悪する動き)や、逆に楽になる動きが見つかると思います。

全身を30項目、58通りの動きに分けて分析していきます。

この時に出てくるネガティブな症状(痛み、違和感つっぱり、不快感、めまいなど)を全部所見とみなします。

所見が見つかると、今度は全身を6つのブロックに分け治療していきます。

6つのブロックとは、前面、後面、側面(3通り)×上下肢(2通り)となります。

それぞれ、便宜的に上下肢の前面異常、後面異常、側面異常と呼んでいます。

さて、今回は腰痛のお話ですので腰痛の解説にします。

M-Testの治療対象は症状、病名を問いません。腰痛症でも脊柱管狭窄症でも腰椎椎間板ヘルニアでも、それぞれ前面、後面、側面のどのブロックに痛みや陽性所見が現れるかで治療していくポイントが変わってきます。

ちなみに、脊柱管狭窄症の患者様とかは、『私の症状は歩くと痛みが出てくるからその場で動かして痛いとかの話ではない!』と言われる方も多いのですが、一緒に動かすと案外見つかりますよ!

陽性所見が見つかると、そのブロックに対応した治療が必要なわけですが、手順としては指で軽く治療ポイントと考えられるツボに触れながら陽性所見の動きをしていきます。

この時に、動きが楽になればそこが治療点、楽にならなければそこは治療点ではないと判断できます。

良く、『触っただけで動きが軽くなるわけない!』と言われますが、これは、身体の反射を利用して行いますので効くポイントに触れていれば必ず軽くなります。

身体が軽くなるポイントが見つかって、まだ症状が残っていれば次のポイントを探し、もう症状が完全になくなっていれば次の陽性所見を治療していきます。

そして、前に屈んだり後ろに反ったり身体をねじったりジャンプしたりベッドから起き上がったり、そんな腰を動かした時に出てくる症状全てを感じなくなると治療が終了になります。

M-Testの良いところはその場で答え合わせをしながら治療していくので答えが見つかれば必ず身体が軽くなる点、シールタイプの鍼を使うのでその場ですぐに効果を確認できる点、シールタイプの鍼のおかげで治療の持続効果がある点、使い捨ての鍼を使うので衛生面で安心な点、即効性がある点など挙げればきりがありません。

考え方もシンプルで、痛い動きを見つけて、その動きを答え合わせをしながら楽にしちゃいましょう!なので、応用の幅もものすごくあります。

実は、師である向野義人医学博士が鍼灸業界にM-Testを発表した際、『こんなに便利で良く効く方法が発表されれば若い鍼灸師が鍼灸の古典を勉強しなくなる』と言われて日本の鍼灸業界から締め出しをくらってしまったという経緯があります。

非常に簡単で効果も世界に認められている方法なのにもかかわらず、ちゃんと活用できる鍼灸師が少ないのはそのためです。

今、世界でどんどん広がりを見せているので(向野先生は今年、2回海外に招かれて講演されます。)日本に逆輸入される時期も近いでしょう。

腰痛がある人は、身体を動かしてみてください。後ろに反って痛い場合は前面異常、前に曲げて痛い場合は後面異常、横に曲げたりねじったりして痛い場合は側面異常です。

異常が見つかれば治療は簡単です。その際にはお問い合わせください。

シンプルに考えるからこそ色んな症状、病態に応用できるM-Testを是非、皆さんに知ってもらいたいと思っています。

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